産前産後で奥さんの態度が変わったという話を聞きます。
うちも実際にそうです。
調べてみるとホルモンバランスの変化が関係しているということですが、ホルモンバランスってなんなん?てことで少し調べました。
結論からいうと、知っておくか否かで心持ちが違うよ、ってことです。
心理状態の変化を知ろう
妊娠中は奥さんが優しくなったと感じた方も多いのではないのでしょうか。
そして産後の奥さんのイライラが増したり当たりが強くなったと感じませんか。
ごく自然なことであり、このバイタルの上下動は産前産後のホルモンバランスが関係しているそうです。
幸せホルモン"オキシトシン"
産前、女性は幸福感が増す傾向にある。
これはオキシトシンと言われるホルモンの分泌が増えるため。
オキシトシンは子宮の収縮を促すホルモンですが、幸福感をもたらすホルモンとも言われ始めており、社交性が増す効果があるそうです。
社交性というと会社や人付き合いについてフォーカスされがちですが、夫婦間のコミュニケーションも社交と捉えることができます。
オキシトシンは愛情を感じることを促す効果があり、夫婦間の愛情に作用し、親密感を感じさせるということです。
だから優しくなるんですね。
産後に急激に減るオキシトシン
ただこのオキシトシンというホルモンは出産時に大きく下がります。
子宮の収縮、そう、出産で大量に消費します。
そうなると愛情を感じる感度が低下(なくなるわけではない)するので社交性も低下。
少しのことでもイライラしやすくなります。
体調も万全ではないで、輪をかけて気分が乱高下しやすい状態と言えます。
産後、オキシトシンは回復
オキシトシンは産後、子どもとスキンシップを取ることで回復していきます。
スキンシップは旦那さんとでも有効と言われていますので、意識して奥さんとスキンシップすることでホルモンバランスの回復が見込めるでしょう。
大切なのはお互いの状態を知ること
産後夫婦間のギスギス。
身体の変化は見て取ることもできますが、心の変化はなかなかわかることではないです。
そういうことがある、という知識だけでも持っておけばお互いに優しくなります。
旦那さんはそういうことがあることを知り、奥さんは知らせましょう。
完全にはできません。人間だもの。
でも少しだけ優しい世界、つくっていきましょ。
参考
学術的ことまで言及されていてすごか面白かったです。
興味がある方はぜひ。
母性のホルモンと父性のホルモン (オキシトシンとバゾプレッシン) : 場末P科病院の精神科医のblog