片付けてをしていたら、院生だったときの資料を見つけた。
俺こんなの読んでたのかよ!と思うほど、出てきた笑
だけど、今でも根っこは変わってないんやなと感じ、つい夢中になって読んでしまった。
院生のときはあくまで学生としての視点でしかなかったけど、今企業組織で働く者としてはかなり刺激のある資料だったので一部切り出してみます。
SECI(セキ)モデルとは
- Socialization(共同化)
- Externalization(表出化)
- Combination(連結化)
- Internalization(内面化)
の4事象から定義される知識の創造モデル。
野中郁次郎と竹内弘高が「知識創造企業」で提唱したものです。
個人的には「現代経営学講座 イノベーションとベンチャー企業」が読みやすかったので、気になる方はチェックしてみてください。
このモデルのよいのは、暗黙知と形式知の変換プロセスが視覚化されていること。
変換プロセス中に齟齬があると知識創造できないってことになるわけですね。
Externalization(表出化)とCombinaition(連結化)
人間関係においてはEとCのプロセスがうまくいっていないと、不和が発生していると感じました。
表出化においては、自分と相手の間で問題がきちんと提言されていないことがネックになる。
連結化においては、お互い提言している点の共通点と相違点を共有していないことがネックになる。
コミュニケーション不足と大雑把に言えば簡単だけど、実はそのコミュニケーションの中のどこの点が不足しているのかを把握しないとただの水掛け論にしかならなくて、問題の解決へと進めることはできないんですよね。
うまくいっていない場合の人間関係のポイントを認識する
コミュニケーションっていうとどうしても、言った言わないが議論になりがちだけど、ずれているポイントを書き出してみるっていうのはなかなか有用な手段だと思います
。
アプローチ方法としては「あなたの言っていることをわかりたいんだけど、このポイントが問題っていうことで合っている?」って声を掛けることができるのではないでしょうか。
「理解されてたい」という欲望は誰しもが持っていることだし、「理解したい」ということが相手に伝われば別に悪い気はしないと思います。
共有ポイントが見つかれば前進することも多くあると思いますのでやってみるといいですね。
実際、僕もポイントを書き出し始めたらだいぶ人間関係が円滑になりました。とくに社会人になってから。
「生理的に無理」は自分の怠慢
自分の反省も踏まえてですが、「生理的に無理」という言葉はネガティブすぎる。
個人的には器小さいなんでそんな考え方しかできないのかなぁって思います。
そんなアクションすることさえもできないなんて相手のせいでもなんでもなくて、自分側の怠慢でしかない気がする。
少しでも相手にアプローチした結果が駄目ならしょうがないけど・・・。
自分のことを理解してもらいたいなら、相手のことも理解しなくちゃ。お互いにね。